2005年06月19日

★コミックス一巻企画は引っ越ししました

エントリが増えすぎたので、
マンガ一巻読破
というタイトルにして一巻本レビューサイトとして独立させました。
まだ引っ越し途中ですが。→完了しました。


2005年06月17日

【コミックス】みなみ佐智「虹色JOKER」1

【裏表紙】朝倉姫(こひめ)は手品大好きな高一の女のコ 学校の奇術部やカフェでも手品を披露している。ある日、化学部の変人・城島元成(きじまもとなり)と出会うが、彼は手品が大嫌い!その偏見を改めさせようと姫は・・・!?天然マジカルコメディ 待望の第1巻!!長編読み切り『2.5ナイトメア』を併録。

オトナが見ても通用する腕前の高校生マジシャンがヒロイン。手品だけが取り柄の、明るく素直な女の子。一方化学部の変人と言われる男は、自分もパンダのぬいぐるみを使った奇術を披露。しかしそれには理由があって、彼自身は人を信じると言うことが嫌いというか苦手。彼の秘密を知ったヒロインは、しかし明るくおばかな子なので、そこにつけこむというのではなく、マジックのすばらしさをわからせたいという一念で彼につきまとう。

新入生なのに部活勧誘手品を披露していて、しかもそれで部活に入る人が増えたかどうかみたいな話もなく、周りはすべて、ふたりの物語を展開させるための道具。そのあたりがひっかかる。化学部なんて、それが金儲けの手段になっているわけでもなかろうに、お金が欲しければそんな部活に時間を費やすなんて惜しいだろうと思うのだが。まぁ設定自体にムリありすぎなので、その辺つっこんでもしょうがないけど。

【一巻のおわり】何これーっっ!!

■2巻メーター

気にかかる部分多すぎ。編集部はもっと設定に注文入れないと。

みなみ佐智(みなみさち)→応援ページ
虹色JOKER

掲載=花とゆめ平成17年3〜6号 ザ花とゆめ平成16年10月1日号

白泉社
花とゆめCOMICS
2005年6月25日 第1刷発行
390円+税


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【コミックス】中村地里「身代わり婚約者」1

身代わり婚約者【裏表紙】「結婚しろ、ですって!?」国王ヘンリーに、貴族ブランドンとの結婚を命じられた女城主キャット。不実な亡き夫に苦しめられた過去をもつ彼女は、結婚前に婚約者の人となりを知ろうと一計を案じる。従姉妹と入れ替わり、彼の真の姿を見抜こうというのだ。一方、花婿となるブランドンも同じことを考えていた。ところが、お互いに"婚約者の友人"として出会った二人が、一目で恋に落ちてしまい!?

結婚相手を見極めるために、従姉妹や友人と入れ替わってみたが、ダブルデート状態に。当の結婚相手に惚れているのだが、一巻の終盤では双方とも相手が入れ替わっていることに気づく。城主の遺産を当てにしている借金まみれの甥がかき回しに出てくるが、ハーレクインなのでこいつは単なる刺身のつまでそれ以上の役割はないでしょう。

【一巻のおわり】
俺は騙したつもりが騙されていたのか?

■2巻メーター
★★★★
二組ゴールインの結末が見たい。2巻同時発売。

トーリ・フィリップス Tori Phillips
中村地里(なかむらちさと)→ARU's House
身代わり婚約者

宙出版
ハーレクイン・ヒストリカル
2005年7月20日 初版第1刷発行
定価=600円+税


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【コミックス】田代琢也「アトリ抄」1

アトリ抄【帯惹句】よく食べてよく働く! 美少女アトリの妖怪退治は今日も続く!

【裏表紙】大喰らいにしてセクシーボディの持ち主紫馬アトリはヒトと妖怪のハーフ。幼い頃の記憶を持たない彼女は自分の存在を確かめながら妖怪退治のアルバイトに勤しむ。ヒトと妖怪の友達に支えられながらアトリの日々は動き出した・・・

あ、裏表紙、パンチラしてますね。表紙はブラチラですか・・・本編内でもそんな感じですが、本人は見えていたらまずいのか?という発想。成績優秀、弁当は男子の5倍はあろうドカベン。でもお友達はいるんだな。教室でも、すげえ弁当!とみんなわいわい集まってしかも暖かい視線。なんかその辺がほほえましい。悩むヒロインって孤立するものとして作りがちだけど。それと、髪に住み着く妖鬼。それが取り憑いた相手と仲良くなるというのも素敵。

ヒトと妖怪の間に生まれながら妖怪を退治するという自分の立場に矛盾を感じつつ、いまの妖怪もいまのヒトも互いの接し方を忘れているというか知らないからなんだろうな、という方向に流れていきそうな交流が。「酒は出るのか?ヒーちゃんも俺もけっこう飲むぜ?」なんて、最高。

【一巻のおわり】
「何となく嬉しくてさ」

■2巻メーター
★★★★★
いろいろサービスあるが、純粋に設定が面白い。

田代琢也(たしろたくや)
アトリ抄

掲載=コミックフラッパー 2004年4月、6月、9月、10月、2005年2月〜3月号

メディアファクトリー
MFコミックス フラッパーシリーズ
2005年5月31日 初版第1刷発行
定価=514円+税


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2005年06月16日

【コミックス】大森葵「SOUL GADGET RADIANT」1

【帯惹句】霊魔装具(ガジェット)はあってはいけないものなのか・・・!?
元義賊のジオットに育てられたライルには、幼い頃の記憶がなかった。過去を知る唯一の手がかりは、意思を持つ霊魔装具(ガジェット)・『チェルニィ』だけ。そんなライルの前に、同じ霊魔装具を持つ少女・ノイエが現れる・・・!

怪盗3人組、兄の立場にある者が単独で行動しようとして弟、妹がついてくる冒頭。表の仕事は鑑定士、裏ではかつて有名な盗賊、いまは依頼に従って盗みを行う義賊のような存在。主人公は、その弟。特別な力を持ち、物に宿る思いを映像化することができる。また、物語るガジェットを使って一体になり、強い力を発揮し敵を倒す。

そのガジェットを持つ少女に遭遇したことで、ガジェットの由来、意味をようやく知り、いままでの日常とは違う新しい日々が始まっていくのが一巻。少年は何者なのか、ガジェットに秘められたものはなんなのか、ガジェットをめぐる騒動はなんなのか、という謎を追い、主人公に兄に妹、同行することになる少女ふたり。しっかりした作り。長い時間がかかりつつも単行本化されただけのことはある。

【一巻のおわり】
「誰がライバルよ誰が−ッ!!」

■2巻メーター
★★★★
同時発売されている。ずいぶん日にちたってしまったが、探して買おう・・・

大森葵(おおもりあおい)→晴章堂WebSite
SOUL GADGET RADIANT ソウル ガジェットラディアント

掲載=月刊コミックドラゴン平成14年4月〜9月号

一寶舎/スタジオDNA
ZERO-SUM COMICS
2005年3月15日 初版発行
定価=552円+税


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2005年06月14日

【コミックス】川添真理子「ロスト〜異界の獣たち〜」1

【帯惹句】己の宝を差し出すこと、それが契約の証明−。
自らの美貌と踊りを誇りに持つユイは、親友のセシルを救うため、異界の獣であるベルと契約を結ぶ。しかし、その契約はユイの一番大切なものを奪い去り・・・・・・。川添真理子・中村幸子が贈る冒険ファンタジー!!

人間と異界の獣=ティナスとの物語。冒頭引用すると「次元のゆがみにあらわれる異なる世界からの来訪者を"ティール・ナ・ウル"(異界の獣たち)とひとくくりに人はよぶ 謎に包まれたその希有な獣たちは常に興味の的であった 小さなものは愛玩動物として大きなものは権力の象徴として 不思議な力を持つものは−人間の欲望の道具として・・・」

剣舞で生計をたてる美女が主人公。国きっての名家の当主が街中で踊るヒロインに声をかけ、以来ふたりは不思議な親友関係を築いている。一方、ヒロインに言い寄る熱心なファンの男。これが主要な登場人物。そしてもう一人、いや一匹か?当主の家が長年名声を保っていられる理由である「飼う者に幸福をあたえる」ティール・ナ・ウルのベレリオンが。

このベレリオン、ベルとヒロイン・ユイにより作られる物語。一方は契約により、一方は長いときを結界のなかで過ごしたがために、精神的あるいは肉体的に成熟した「おとな」ではないという、子どもの珍道中話の変形。それを見守る存在が、単なる擁護者ではないのもミソ。

【一巻のおわり】「なわけないでしょ!」「なわけあるかよ!」

■2巻メーター
★★★★
宝探しもののパターンにはまりこむかもしれないが、それでも充分よくできている。

原作:中村幸子
川添真理子
ロスト 異界の獣たち(いかいのけものたち)

掲載=あれ?どこに書いてある?月刊comic ZERO-SUM 増刊WARD季刊連載

一賽舎/スタジオDNA
ZERO-SUM COMICS
2005年2月15日 初版発行
定価=552円+税


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【コミックス】ソラニユホ「ヴィーナスの髪結い」1

ヴィーナスの髪結い【帯】恋も髪も乙女の大問題!! 
打倒!くせ毛、抜け毛 めざせ!モテ髪 熱血美容師・ユリがお手伝いします!

【帯(裏表紙側)】キレイになって喜んでもらいたい!不器用だけど熱血なユリとクールなイケメン・ミネボンの美容師コンビが大活躍!

【裏表紙】悩める乙女を変身させます!!(以下帯と同文=帯に隠れている部分なので)

技術も人気もお店ナンバーワンの同僚と、指名客があまりないヒロインによる美容師もの。技術はピカイチだがお客とのコミュニケーションをあまりとりたくない同僚に対して、熱血で深入りしてしまうヒロイン。ふたりのほのかな恋というストリーラインのほかに、髪の悩みを解決しようと真剣に立ち回る話が縦軸でしっかりあって、美容院という舞台をきちんと使っているのに好感。でも手抜き絵が入るのがちょっとなぁ。こういう描きかた、結構する人多いけど、なんでそう崩すかなぁ・・・

裏表紙に4コマあり(オチが帯に隠れている可能性あり)、カバーはずすと別の絵あり。

【一巻のおわり】
「・・・・・・どっちにいったんだろ」「さァ−?」

■2巻メーター
★★★
恋敵も出てきて気になる展開ではある。恋バナもいいけど、美容師仕事をきちんと描いていってくれるなら読みたいけど。

ソラニユホWebサイト
ヴィーナスの髪結い

掲載=デザート平成16年11月、17年1月、4月、6月号

講談社コミックスデザート
2005年6月13日 第1刷発行
定価=390円+税


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【コミックス】あずまゆき「ボクの番台さん」1

ボクの番台さん【帯】花乃湯へようこそ 大人気連載お待たせの第1巻!

都内で風呂付き5万円以下の物件を探す浪人生。風呂は共同だがばかでかくて入居者にはもれなく仕事もついてくる、といって紹介されたのが銭湯のすみこみ。そこの大家は若い女主人、女手ひとつで切り盛りしているので男手が欲しかった・・・って、銭湯を女性一人で切り回すのはムリだと思うんですけどどうでしょう。

近所の看護学校の生徒さんや、予備校の教師など相手にくんずほぐれつ。エッチマンガですから。でも主人公とヒロインはプラトニック。で、予備校の女教師が21歳で風呂屋の主人の妹で・・・ってそんな無茶な。

【一巻のおわり】
「・・・いろいろあって・・・」

■2巻メーター

絵が良ければ物語も設定もどうでもいい、という人向き。

あずまゆきIMOMUYAHOMPO'S Web site
ボクの番台さん

掲載=comicキャンドールvol.2〜5、7〜12

実業之日本社
マンサンコミックス
平成17年3月28日 初版発行
定価=571円+税


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【コミックス】冨士宏「ワルキューレの降誕」1

ワルキューレの降誕【帯】ワルキューレ 今甦る、伝説の女神!
ナムコの誇る大人気ゲームキャラクターが、伝説の絵師・冨士宏自身の手により完全新作ストーリーで衝撃のコミック化!!

ページを開くとやけに白い。え?ぬりえですか?
まぁ判型がでかいせいなんだろうけれども。

しかし、こう、なんというか、動きがない。躍動感のない止まった絵。効果線がないわけではないのだが。コマ割りなのかなぁ。

こうした欠陥(といってよいと思う)がありつつも、物語は次第に読み手を引き込んでいく。駆け出しの女神が天上界の空に起こった異変の調査を命ぜられる。そして好奇心旺盛な神は当然深入りし、いにしえの巨人と戦乙女が戦う場所に飛び込むことになる。

巻末、ストーリーボードを掲載。

【一巻のおわり】
確かに消えた筈だった・・・・・・

■2巻メーター
★★
だって高いんだもの。

冨士宏
ワルキューレの降誕 The Birth of Walkure

掲載=コミックブレイド03年12月号臨時増刊コミックブレイドGUNZ Vol.1、04年5月号臨時増刊コミックブレイドGUNZ Vol.2、臨時増刊コミックブレイドMASAMUNE04年初夏号、真夏号、秋号、05年冬号、初春号

マッグガーデン
BLADE COMICS
2005年7月10日 初版発行
定価=933円+税


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2005年06月12日

【コミックス】氷川へきる「まろまゆ」1

萌え雑誌に連載された萌えないという特性を持つヒロインによる萌え希望喫茶店4コマもの。萌えものパロディ。回を追うごとに、普通に読んでいては全くわからない地平へと飛び立つ。たぶん「ぱにぽに」を読んだうえで雑誌を読んでいるような性質のひとでないと楽しめない。併録の自爆アイドルユニット漫画「桃組っ!!」も一部マニア向け。

カバーはずすと桃瀬くるみの履歴書、裏表紙の折り返しもきちんと仕事。カバーデザインは里見英樹@よつばスタジオ社長。じんぶつ紹介だのアルバイト募集告知だの占いだの用語集だの、つくりは素敵。

■2巻メーター

これだけ読んだって面白さわからないって。なにひとつ成立してないもの。

氷川へきる(ひかわへきる)→NationalMediaBoys
まろまゆ

掲載=電撃萌王vol.1〜13、エース桃組2003summer〜2005winter

メディアワークス/角川書店
DENGEKI COMICS EX
2005年6月25日 初版発行
定価=680円+税


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【コミックス】真柴ひろみ「君はぼくのヒーローさ」1

君はぼくのヒーローさ「優しい愛と笑顔で支えあい生きていくシングルマザー」と帯にあって、そういう話なんだが、なんとなくシングルマザーというと未亡人というよりも最初っからダンナなしの母子家庭を想像してしまう。

夫とうまくいかず離婚寸前、そんな状態で夫は交通事故にあい死亡。4歳の子供を抱えて、友人の紹介で9時−5時でアルバイトに。そんな状況にありつつも明るいこのヒロインが、周りの雰囲気を変えていくというお話、なのかな。

職場は社長が、問題抱える人物ばかりを雇うような変わった職場。なので、9時−5時の定時で帰ることを責める人物も、なんらかの事情があるとそのうち説明されるのだろう。人物はわりとありきたりの設定。社長は神様のような人物だし。この会社つぶれるみたいな展開になるのだろうか?

さらっと読めるがいまのところ目を惹く設定や展開はなく、「この作品でなきゃ」というものは特に感じない。でも上手。子供の描き方が、ご都合主義でなくて血が通っている。しかし、今後は母親の恋愛ネタになっていくんですかね。

【一巻のおわり】
「お疲れ」

■2巻メーター
★★
共感を覚えるような境遇にないので、続刊にはたぶん手が伸びない。読めば面白いとおもうんだけども。いまただでさえ月3万もコミックスに費やしているんで厳しくいかないと・・・という個人の懐事情が大きい。

真柴ひろみ(ましばひろみ)
君はぼくのヒーローさ

掲載=Kiss2004年No.20、2005年No.1,5,9

講談社コミックスKiss
2005年6月13日 第1刷発行
定価=390円+税


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2005年06月11日

【コミックス】むんこ「まい・ほーむ」1

まい・ほーむ表紙の折り返しで著者「ごあいさつ」で「ほのぼのファミリー漫・・・・・・」と言いかけて止まっているように、蹴る蹴る蹴り飛ばす多発の4コマ。帯での表現は「じんわりホームコメディー」。

「お父さんの朝ごはん作りで舞の1日が今日もはじまる」という父子家庭もの。舞ちゃんは家事全般パーフェクトな小学生。しかし、なんでもできて勉強もOK、みたいな設定ではなく(それは同じ著者が「らいか・デイズ」でやっている)。お母さんは父に愛想を尽かして出て行ったらしい。この父がどこまでも子供。ピーマン嫌い、忘れ物をよくする、ガチャガチャやUFOキャッチャーの夢中になる、雨の日は泥まみれになって帰ってくる。言って分かる相手ではない、まだるっこしい。ということでよく蹴りが出るのがこの漫画の特徴。

基本はそういうワイルド(バイオレンス?)な父子もの4コマ、なんだが、読み進めていくとこのお父さんがいい感じでキャラクターを成長させていて、舞ちゃんの友達に人気があるなんてのは、まぁそうだろうなと。お母さんは出てこないが連絡取り合っている様はところどころ。家庭内の狭い世界に閉じこもって展開しているわけではなく、現実のなかの家庭という切り取り方をしているので、物語に広がりがある。まぁ実際は蹴飛ばしてこんなに飛ぶことはないわけだが。

ほのぼのというか、読んで元気になると言うか。舞ちゃんは元気どころか消耗しているだけだと思うが。味わい深い4コマ。

■2巻メーター
★★★★★
終わるときはきちんとした最終回って作るのかなぁ。

むんこ
まい・ほーむ

掲載=月刊まんがくらぶ2003年8月、11月、2004年1月〜2005年5月号
月刊まんがライフオリジナル2003年9月号
ほか

竹書房
BAMBOO COMICS
2005年7月7日 初版発行
定価=590円+税


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2005年06月10日

【コミックス】福盛田藍子「ティルナフロウ」1

ティルナフロウ人間とモンスターが住む世界。なかでもモンスターは、人間に敵意をもつ「攻撃型(アサルト)」と、人間と共に生活する「共存型(ヒューム)」に分けられ、共存型モンスターと高い戦闘能力を持つ人間とが協力し合い攻撃型から人々を守って暮らしている、その組織が守護組織団体デュオ。その養成学園に主人公が入園するところから話は始まる。

彼トキは、英雄クレイの直系。そのクレイを超えるためにデュオになろうと考えている。入園の日に偶然であっためちゃめちゃ可愛い、でも変でのんびりしたのが、火属性モンスターのチコ。特殊部隊とは、人間と共存型モンスターがペアを組み、戦闘時における長所を融合し一体になり戦う、というもので、当初のペアリングもこの二人という組み合わせに。

そのほかの同級生あわせて、ひとまず暢気に展開される物語。一巻の時点ではほのぼのとした感じのみ。非常にのどかで癒されます。まぁこのままのんびりともいかない世界の設定ではありますが。様々なキャラクターもかわいい。一部、村上隆が六本木方面のために作ってそうなのも出てきて、かわいいようなそうでないようなというのもありますが。全体的に、のどかな「ハリーポッター」みたいなファンタジー。

カバーめくると、遊びあり。ここでもチコはほのぼの。

【一巻のおわり】
私の大好きな「夏」です

■2巻メーター
★★★★
ムリに物語つくろうとしなくていいからこのままのんびりと進めて欲しい。

福盛田藍子(ふくもりたあいこ)
ティルナフロウ

掲載=月刊Gファンタジー平成16年7月号〜11月号

スクウェア・エニックス
G FANTASY COMICS
2005年2月27日 初版発行
定価=552円+税


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【コミックス】藤澤勇希「エレル」1

エレル火事で家族を失い一ヶ月の間、意識の戻らなかった主人公の少年。彼は夜、病院を抜け出し散歩していたとき、ひとりの少女に出あう。彼女は難病で、"お化け病棟"と呼ばれる高度な医療を施す施設で暮らしていた。

一方、アマゾンに研究にいっていた大学教授。人類未踏とすら言われていた地に黒き病の神、と書かれたピラミッドを発見。しかし、調査隊はその後行方不明に、教授だけが発見されて病院に戻されたが、彼は何も思い出せない状態に。彼はライターの炎を見た瞬間、常人とは思えない身体反応を示し、ベッドの端から端まで飛ぶ。その身体の中には・・・

少年は、翌晩も散歩を約束したのに少女が来ないことから、自ら迎えにいくことに。その病棟には、教授も収容されていた。

「背後から、静かに、密かに、リビングデッドが忍び寄る」と惹句にあるが、つまりそういう、ゾンビ系。未知の生命体に人体を乗っ取られ操られる、という話。伏線もきっちりあって、自然に話を飲み込めるだけの説得力がある。調査隊が見つからないのに病院で世話できるのか、そんなレベルの話なのか、あるいは、あの身体能力を見せられてなんの対応もとらない病院の面々は間抜けすぎやしないか、とか考えると抜けは多いが、とりあえず、致命的にひっかかる部分はない。

とんとんとん、と読んでいけるが、「リアルJホラー!!SFバイオパニック!!」という帯の煽りはげんなり。リアル?Jホラー?SF?バイオ?どれひとつとっても違うような気がする。絵が昔ながらの少年漫画で、いまどき古くさく、魅力的に感じるひとが少ないのは難点か。でも作品にはあっている。ユニークさはどこにもないが、まとまりはよい。

【一巻のおわり】
「な・・・・・・」「なんだこいつら・・・」

■2巻メーター
★★★
2巻同時発売。でもって2巻で完結。じゃあ買うかな。

藤澤勇希(ふじさわゆうき)
エレル

掲載=週刊少年チャンピオン 2005年6号〜12号

秋田書店
SHONEN CHAMPION COMICS
平成17年7月10日 初版発行
定価=390円+税


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2005年06月09日

【コミックス】佐藤良治「100兆の男」1

脱税ブローカーをやっていた若い男が、ブローカーなんて「釣り堀で釣りしてるのと同じくらいちっちゃい」と言われ、世界を動かそう、とたきつけた老人、かつての流通界の革命児と手を結ぶ。そこから始まる新しい流通革命の話。

細部の設定はつまらない。軌道に乗せるためとはいえ、お膳立てしすぎていてノれない。なので興味は物語の大筋のみ。説得力のある話にできるかどうか、がポイントで、ギャグマンガにならないことを祈るのみ。

【一巻のおわり】
「止まっていても金になんねェぞ いくぜ」

■2巻メーター
★★★★
現時点では面白くなれる話。

佐藤良治(さとうりょうじ)
100兆の男

掲載=週刊コミックバンチ175号(2005年1月28日号)〜181号(2005年3月11日号)

新潮社
BUNCH COMICS
2005年6月15日 初版発行
定価=505円+税


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【コミックス】きら「GENJI 源氏物語」1

あの「源氏物語」である。でもって著者が、きら。「まっすぐにいこう。」の。まだ続いているのね、このマンガ。最新26巻だって。「シンクロオンチ」と来て、でもって「GENJI」。そう来ますか。

多作でない作家が、縛りの多くない原作ものを描くという発想は面白いかもしれない。語り口は紫の視点。だが、時空を超えて語るので、彼女の知らないとき、知らない場所も描かれる。光源氏のなかに入り込んで描写している箇所もあり、ちょっとした違和感は残るが、まぁそれは今後のための仕掛けとして目をつぶりましょう。

かなり整理されているので、物語自体は読みやすい。しかしまぁ、自由な発想の物語だよな「源氏物語」ってのは。その、中心となる部分=母の不在というところにスポットを当てて絞り込んで描いている分、わかりやすくなっている。物心つくまえに亡くなった母、その母に生き写しと呼ばれる義理の母、そしてその面影のある姪。これで一本線を引いて背骨にした構成は、ああそういう話なのね、と理解しやすいのではないか。

【一巻のおわり】
でも もう 明日なんてどうなったっていいんだ

■2巻メーター
★★★★
興味あるけど何巻まで続くのかと思うと躊躇しないでもない。

きら
GENJI 源氏物語

掲載=YOU 2004年No.20,22,24、2005年No.2

集英社
ユー クイーンズコミックス
2005年2月23日 第1刷発行
定価=400円+税


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【コミックス】ダイアナ・パーマー/真崎春望「テキサス探偵物語1 この恋、絶体絶命!」

テキサス探偵物語1 この恋、絶体絶命!9年前、ヒロインにとってたったひとりの肉親だった父が、婚約者と一緒に事故で死ぬ。その婚約者の息子に、実は一目惚れしていたヒロインだったが、その初恋の男性がそれからは父親代わりになってしまう。

という設定が冒頭2ページで文字情報として示される。あらすじ書くには非常に便利な作品のつくりですな。「探偵物語」なのは、その男性は元警官だが退職し私立探偵をしているから。ヒロインも秘書として勤める。育った環境の問題もあって、男性の心は頑なで。でもこれは、シリーズの一冊目だが一巻本なので展開は通常以上にスピーディー。最後には雪解けして、という結末なのはハーレクインだから当然。

ハーレクインについて、表層をさらっとなでただけの物語−などと批判するのは、たぶん間違っている。シンプルな骨格と唐突な展開の、そのあいだを読者が豊かな想像力で埋めるのがハーレクインなのだ。その不完全さゆえに一緒になって物語を作り上げるという点で、より幸せな作品と言えるのかもしれない。

表紙はイメージイラストだが裏表紙にはコマの引用があるので、絵の好き嫌いはそちらで判断を。

【一巻のおわり】
これからずっと探していく−愛の秘密 テキサス探偵物語

■2巻メーター

何読んでも同じだからなぁ。

原作:ダイアナ・パーマー
真崎春望(さなざきはるも)
テキサス探偵物語1 この恋、絶体絶命!

描きおろし

宙出版
ハーレクイン コミックス
2005年5月5日 初版第1刷発行
定価=600円+税


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2005年06月07日

【コミックス】山本賢治「カオシックルーンES」1

カオシックルーンES冒頭、いきなり女の子が襲われる。ふつうそうなると展開は・・・なんですが、このマンガは勿論違います。一コマ目でいやがり、2段目で迫る相手の影、となりのコマで血が飛び散り、最下段の4コマ目では無惨にまっぷたつ、ひとと判断するのに時間がかかる姿で腸がとびだしまくりの図。そういうマンガです。

タイプの違う美少女二人がコンビを組んで、カードでもって竜を招聘、その竜は体内から飛び出てくるという設計。魔界のカード使いと戦うなかに、ひとりの男が登場。「竜と融合した化け物」らしい彼は"虹死連"と呼ばれる七人のカード使いを捜している。そのことを耳にして、虹死連が逆に男を始末しに。そういう話。

週刊少年チャンピオン連載のカードバトルコミック「カオシックルーン」の続編。パワーはある。

なお、あとがきの答えは、表紙カバーはずすとあります。律儀だね。

【一巻のおわり】
「テメェら 今 虹死連つったか?」

■2巻メーター
★★
敢えて買い続けるほどの独自性は特にナシ。つまらなかないけど。

山本賢治(やまもとけんじ)
カオシックルーンES(エス)

掲載=チャンピオンRED 2004年11月号〜2005年4月号

秋田書店
チャンピオンREDコミックス
2005年6月20日 初版発行
定価=514円+税


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【コミックス】藤真拓哉「熱風海陸ブシロード The Rising」壱

小惑星が衝突し地球は氷河期に。海面は低下して、大陸棚が出現、旧大陸は汚染され人類はその新たな大地=海陸を巡って戦国時代に。

かつて日本よ呼ばれた場所の片隅にあるトウライ公国の皇子が、身分を隠し、脱走兵を自ら追いに。立ち寄った地では幽霊騒ぎ、それを鎮めようとやってきた人間は、公国の皇子の名を騙る。これ幸いと、本物の皇子はその偽者のもとで仕えることにした。

という、壮大な話のとっかかりのとっかかり。キャラクターと状況説明でまるまる一巻費やした感じ。「幽霊」が、このあとの物語に大きなウエイトを占めてくるだろうことはわかりますが、そうかこれ、ロボット戦争的な方向に進んでいくのか。この一巻だけでは結構楽しく読んだが、しかし、世界像がいまいちつかめず、しかも、この後面白くなっていくのか、全く見当がつかないというのが厄介。

【一巻のおわり】
「ひかげハ・・・ オ腹・・・ ヘッタノ・・・」

■2巻メーター
★★
人物が多く、魅力的と思うほど描き込まれているキャラクターがいない。分からないことが多すぎて、余計な要素も多すぎる。深入りしなくてもいいかなあ、と思うのがこうした「大河」ものの弱点でしょうか。

原作:武士団(ぶしだん)
ストーリー:実弥島巧(みやじまたくみ)
作画:藤真拓哉(ふじまたくや)→藤真拓哉 ESSENTIA
熱風海陸ブシロード The Rising (ねっぷうかいりくブシロード ザライジング)

掲載=月刊COMIC RUSH 2004年12月〜2005年5月号

ジャイブ
CR COMICS
2005年6月13日 初版発行
定価=562円+税


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【コミックス】広江礼威「翡翠峡奇譚」1

翡翠峡奇譚時は1935年、舞台はメキシコ。日本人の学者に現地のガイド、追うのはナチスドイツ。目的は共に「ククルカン」、いきなり襲われている場面から始まる展開は唐突だが、状況をのみこませる描き方は巧い。

追っているのは神、それも二人の神官、つまり人間。もちろん、女体なわけだな。そして当然、蘇る。で、現代の言葉を難なく理解して喋り意思疎通をはかる。神にはかつての征服者、もう一体の神に対する強い意識がある。そのストーリーはまだ水面下に、一巻ではナチスや日本がククルカンをめぐり陰謀をはりめぐらし、その中で主人公はこれ以上神の力を狙う者が出てこないようその力を抑制しようと努める。力を使って全部解決すればいいというわけにいかないのがミソ。よく組み立てている。

ところで帯にはこんな惹句。「幻の初期作品が新装版で」。1993年作品である。しかも「未完の初期作品」ってなんじゃそりゃ(コンプが廃刊になったのできちんと終わっていない、らしい)。終わらないままだったりするんですかい?うーん、そんなの売り出されてもなぁ・・・

【一巻のおわり】「行くぞ紅蓮。」

■2巻メーター
★★★★★
でも未完だったら腹立ちますけど。どうなんでしょう。

広江礼威(ひろえれい)→Violent Dogs Div.
翡翠峡奇譚(ひすいきょうきたん)

掲載=月刊コミックコンプ1993年2月〜9月号+加筆修正

小学館
サンデーGXコミックス
2005年6月20日初版第1刷発行
定価=533円+税


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2005年06月06日

【コミックス】大和田秀樹「野獣社員ツキシマ」1

野獣社員ツキシマ暴走機関車的内容で素敵。突き抜けた只野仁。

商事会社を舞台に、世界各地を縦横無尽に駆けめぐり、会社におとずれる数々の難題を解決しまくる伝説の商社マン、いやジャパニーズビジネスマン。では名言の数々を。


「信」なくしてビジネスが成立する国など・・・この太陽系にはないッ!!!

あぁ!?なめんなよ小僧ッ!!!
こちとらてめえが精子の頃からビジネスマンやってんだよ!!

どんな時も最高の結果を出す それが本物(プロ)の仕事ってもんだ

じ・・・じいちゃんが遺言で言ってた!!ジャパニーズビジネスマンを敵に回すなって・・

キサマがいくら法を守ろうとも法がキサマを守ってくれるとは限らん
ジャパニーズビジネスマンはこういう世界で戦ってきたんだ


あまりのすごさに笑うビジネスマンガ。表紙カバーはずすと表4には、社歌だ。でもどうせなら楽譜付きでやってほしかったな。

表紙折り返しにいる「社史編纂室・室長 鮎川理子」なんて、こんなお姉さん出てこなかったじゃんか、と思ったら、そういえばいた。あのちんちくりんな感じのがそうか・・・出番あるんでしょうか。すごく少なそうですが。

【一巻のおわり】「ジャパニーズビジネスマンはこういう世界で戦ってきたんだ」

■2巻メーター
★★★
面白かった。笑った。けどもういいや。

大和田秀樹(おおわだひでき)→釘バットドットコム
野獣社員ツキシマ(やじゅうしゃいんつきしま)

掲載=ヤングマガジン2004年48〜53、11〜13号←これは2005年では?と思うが記述なし。漏れた?

講談社
ヤンマガKC
2005年6月6日 第1刷発行
定価=514円+税


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【コミックス】原作:秋タカシ、作画:鯱猫「桜の猫姫」1

16歳の主人公、つなぐの家に、12歳の従妹さくらが同居することに。そのさくらには、耳としっぽが。彼女は猫神族で、猫が猫又になってさらに猫神になるのだと。つなぐには、幼なじみが2人。いずれもつなぐのことを狙っている。胸がなくて巫女ファッションのたまきは実家が神社、胸があってメイドファッションのすずりはお姉さんと喫茶店を。

と、記号を並べ立てたマンガ。それだけでは物語が回らないので、キャラクターどんどん増殖中。これはこれでいい・・・のかなぁ。

カバーをはずすと表1〜4に連なる一枚絵。

【一巻のおわり】「いっしょなの・・・」

■2巻メーター

ここまであざとくやった場合、反応はどうなんでしょうね?寧ろそっぽ向くのかな。私は興味ないけど。

原作:秋タカシ(あきたかし)→WinBell
作画:鯱猫(しゃちねこ)
桜の猫姫(さくらのねこひめ)

掲載=月刊COMIC RUSH 2004年12月号〜2005年5月号

ジャイブ
CR COMICS
2005年6月13日 初版発行
定価=562円+税


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2005年06月05日

【コミックス】吉住渉「だって好きなんだもん」1

だって好きなんだもんいままで恋したことのなかった高校一年生の望加が初めて好きになった相手・芳井くんは、彼氏のいる人にしか興味のわかない男の子でした。

ヒロインの友達には仲の良いカップル、同級生には芳井と親しい美女、またヒロインにはアメリカ帰りの弟がいて、この人物をつなげて転がして、というのが一巻。なんで芳井がそういう性格なのか、を端的に示す一言などちりばめて、オーソドックスな作りで上手に展開、キャリア長いだけある。いや昔から巧かったか。

【一巻のおわり】
「来てくれたんだ」

■2巻メーター
★★★★
思い切り少女漫画だが、丁寧なつくり。

吉住渉(よしずみわたる)
だって好きなんだもん

掲載=りぼん平成16年11月号〜17年3月号、平成16年りぼん秋のびっくり大増刊号

集英社
りぼんマスコットコミックス
2005年5月18日 第1刷発行
定価=390円+税


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2005年06月04日

【コミックス】清野静流「純愛特攻隊長!」1

純愛特攻隊長!入学式に男の子を殴って停学、2ヶ月後に上級生を殴って停学、次はないと言われていたところでまた正義感から暴れた女子高生、この強いヒロインが教師に依頼されたのが、遅刻もサボリもする西高の黒鬼と噂の男子を更生すること。喧嘩している現場に蹴りかかっていったところ、彼に一目で惚れられてしまう。で、すったもんだありながら、最強カップルが誕生する。

気持ちいい暴れ方をするが、共に正義感たっぷり、強い意外は極めて普通、それでは話が回らないので男子のほうは父母が亡くなり小さい弟を抱えての暮らしという設定。強いふたり、という設定自体で面白いので、ほかはそんなにいじらず、普通の話を展開してくれればそれで充分。

なお、著者の作品「POWER!!」9巻で登場するキャラクターの、その過去の物語だそうな。

【一巻のおわり】
「いーのかアレ・・・」「いーんじゃないスか?」

■2巻メーター
★★★★
直球勝負、すがすがしい、結構楽しい。最後には変な展開になってますけど・・・

清野静流(せいのしずる)→清野静流-ORANGE BISCUIT
純愛特攻隊長!(じゅんあいとっこうたいちょう)

掲載=別冊フレンド2005年3〜4月号

講談社コミックスフレンドB
2005年5月13日 第1刷発行
定価=390円+税


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posted by happysad at 22:28 | TrackBack(0) | コミックス【一巻のおわり】

【コミックス】松本美緒「優雅で野蛮な女たち」1

優雅で野蛮な女たち女系家族四姉妹もの。母は料理研究家、四姉妹のうち上ふたりと三女、四女の父は別。一応の主人公は三女、中学三年生。ひとりだけ毛色が違い、家を出たい解放されたいとの思いから外部受験を希望する。

人間関係の設定もしっかり作ってあって、普通に面白い。が、一巻なのでまだ話が始まらず。四姉妹+母親と説明する段階。最後に三女が共学校に行く行かないという話になり、そこで話が動き始めるかなぁというところで次巻に続く。

【一巻のおわり】
それぞれの思い いや思惑を胸に秘め・・・・・・

■2巻メーター
★★★★
どう進むのか読んでみたい。

松本美緒(まつもとみお)→---M&M's--- - 松本美緒official site
優雅で野蛮な女たち

掲載=Kiss 2004年No.23〜2005年No.3

講談社コミックスKiss
2005年4月13日 第1刷発行
定価=390円+税


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【コミックス】津寺里可子「すわんと天使」1

すわんと天使モデルの父と二人暮らしの高校生、すわん。彼女がひょんなことから手に入れた天使のカード。それとともに、いとこだという蓮を父は家に連れてくる。そんないとこなど知らないというすわんの声を父は意に介さない。蓮を避けるすわんだったが、彼は彼女が手に入れたカードの使い道を教えてくれる。それは、天使と対話し、自分のいまを知ることができるカードだった。

ヒロインが蓮に対して頑なで、それはそうだろうという出会いではあるけれども、反発ばかりしているので読み手としては愛想を尽かしたくなる。が、一巻も終わる頃にはそうしたやりとりも収束してきて、今後はもう少し前に進むのだろう。守護天使が二人いて、その綱引きというか覇権争いというかがあり、その奥には、人間としてどう生きていくのが幸せなのか、という高度な問いかけがあり。物語の進む先は、かなり高尚なところになるのでは。

翼のない2級天使の話として「素晴らしき哉、人生!」を引いているのが素敵。こうして映画に出会うというのも良い体験。

【一巻のおわり】
蓮はどうなんだろう ねえ・・・?

■2巻メーター
★★
同世代の女の子が読む文には良いだろうけど。

津寺里可子(つじりかこ)→りかちゃんぷるー
すわんと天使

掲載=プリンセスGOLD 2004年10月号、11+12月特大号、2005年1月特大号、2月号

秋田書店
PRINCESS COMICS
平成17年5月15日 初版発行
定価=390円+税



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【コミックス】山田南平「まなびや三人吉三」1

まなびや三人吉三学園の怪人、校内の事件解決のために手を下すある種の仕事人集団、三人吉三。主人公はこれを追う新聞部のとっぽい女の子。関西から転校してきたが、引っ込み思案な関西人。その従兄弟で運動神経抜群な男の子と共に、三人吉三を追うが、彼らから逆にスカウトされる立場に。

という学園コメディ。この後は、捕物に特化してもいいし、そこにヒロインの成長やら恋物語やらも加わりにぎやかになっていくのだろう。三人吉三の由来は、たとえばこちらを参照↓
http://www5b.biglobe.ne.jp/~kabusk/sakuhin50.htm
まぁあんまり関係ないです、名前だけ。

一巻まるまる設定を説明するに費やすが、それでも充分面白い。ご都合主義な設定だが、読んで楽しければそれでいい。面白いと思わせるだけの力量で展開していく。

【一巻のおわり】
これより丁度およろしい場面 さあさあお入りなさって 始まり始まり

■2巻メーター
★★
手慣れてはいるけど、これ以上の展開はないだろうから。

山田南平(やまだなんぺい)→Hot Water Jug
参考→反面教師・山田南平(熱烈なファンの方には厳しい内容です)
まなびや三人吉三(さんにんきちさ)

掲載=花とゆめ平成16年23〜17年4号

白泉社
花とゆめCOMICS
2005年5月25日 第1刷発行
定価=390円+税


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【コミックス】徳弘正也「昭和不老不死伝説 バンパイア」1

昭和不老不死伝説 バンパイア不老不死の存在と、その魔力に取り憑かれた人間との闘い。不老不死なのではなく無性生殖で生まれ変わっていくとするのが今回のバンパイア。そのバンパイアが、自らの生存のために、特殊な能力をもつ人間の味方を探し、その能力を磨き上げて武器とする。いままでは予知能力を持つ人間が多かったが、今回選ばれた少年は、物を動かす力を持つ。見いだされた頃は、消しゴムを浮かす程度にすぎないが。

少年が、幼い頃の経験により言葉をなくしたという設定、彼が周りの生徒たちとは違う、という自意識を行動でも示し始めることなど、不老不死だけに寄った話ではない。また、バンパイアを求めようとする組織の側に、パンパイアであるマリアの側に立つ人間がいるという設定も、話をカンタンなものにせず、意欲の高さが伺える。そこに、この著者だけに、下ネタで笑いを連発。このアンバランスさがオフビートというかなんというか。バンパイアがストリッパーだのトルコ嬢だのっていう設定も滅多に見ないと思う。まぁそこに必然性は特に感じられませんが。

【一巻のおわり】
「がらにもなく・・・ね」

■2巻メーター
★★★★★
シリアスにならずにチャチャ入れる奥ゆかしさ含めて最高。

徳弘正也(とくひろまさや)
昭和不老不死伝説 バンパイア

掲載=スーパージャンプ平成17年2号〜8号

集英社
ジャンプ・コミックス デラックス
2005年6月8日 第1刷発行
定価=524円+税


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2005年06月03日

【コミックス】樋口大輔「GO AHEAD」1

GO AHEAD南国でのホッケー話。アイスホッケーネタで、かつ南国、という設定以外は普通。主人公の中学生は本場カナダでいい線いっていたが宮崎県に来てしまい、鈍らないかどうか心配で焦る少年。ホッケーに興味のない人間は必要ないとばかりに刺々しく過ごしていた毎日が、新任の教師を追い回すうちに変わっていく。その新任教師は、大学で有名なプレイヤーで、NHLにも挑戦したが、弟の死に目に会えなかったことでホッケーを封印している。というベタな設定。

こう設定を書き出すと全然面白くないが、漫画は絵の勢いもあってそこそこ。アイスホッケーは、日本じゃあ最大のスポンサーであった堤氏が犯罪者認定ではこの先ないし、アメリカでもストライキ絡みでファンにも見捨てられて4大スポーツ最後にどうにかこうにか引っかかっていた座も滑りおち、テレビ中継は中止によりはめ込んだ雨傘番組のほうが数字が良かったという事態でもう今後の放送はなさそう、日本とアメリカではスポーツとしての地位を抹殺寸前の状況。前にキムタクでドラマやっちゃったからもう起死回生の一手もなく、そんななかでは漫画の主題もそのうち「アイスホッケーはスポーツとして存続しえるか、プロ市場なんてものは本当にあるのか」というところまで行かなくちゃいけないかもね。

カバーはずすとおまけあり。おまけっていうか遊びか。

【一巻のおわり】
・・・相羽剛平

■2巻メーター
★★★
勢いはあるけど新任教師のキャラクター設定が幼稚。ただ、一巻で片は付いたので、今後はまともな話になっていくと思うけど。

樋口大輔(ひぐちだいすけ)→STELLA MIRA(ファンサイト)
GO AHEAD ゴーアヘッド

掲載=月刊少年ジャンプ平成17年3月号〜5月号

集英社
ジャンプ・コミックス
2005年6月8日 第1刷発行
定価=390円+税


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【コミックス】高橋幸慈「大阪RED」1

大阪RED・・・何、これ?

1978年新道路交通法施行、暴走族が暴れていた時代の物語。読んでいてよく分からないのが、視点が不明瞭なこと。主人公は16歳高校生、バイク屋でバイト中、免許取り立て。で、かなり乱暴な走り屋のアタマがいて、それもみな同い年の高校生。卓越した腕を持つバイク屋のオヤジが一目置くのが、ガリ勉もやしと言われる人物(どの辺がもやしかわからん体格だが)で、でも暴力は嫌いだが力は強いというタイプ。なんやかんやで争ったり戦ったりして、本当に走りを楽しむ友達が増えていくという、ともだち100人できるかな、みたいな話になっていくという理解でOK?

途中現代に時間が移り、主人公に取材しているといった風景が差し込まれ、そこでの肩書きは衆議院議員。松山千春という名前もなんだが、顔に凄い傷があり、このあと過酷な人生が待ち受けているのか何なのか、しかもその顔で議員ねぇ。モデルいるんですか?ほんと、どうでもいいけど。マンガの作りとしても意味が分からんし。なぜ現代に飛ぶ必要がある?要らないよ。

78年に16歳なら2004年では42歳か。暴走族が輝く時代に僕ら40代は生きていた、みたいなことを著者紹介では書いてあって、ああそうですかという感じ。だからつまんねえんだよアンタらの世代は、とか言わないけどさ。

【一巻のおわり】
だけどそんな越智に見舞いにこられると・・・男としてホント情けなかったです

■2巻メーター

これってギャグマンガなのかなぁ・・・

高橋幸慈(たかはしこうじ)
大阪RED あの頃、俺達は・・・

掲載=スーパージャンプ平成17年5号〜10号

集英社
ジャンプ・コミックス デラックス
2005年6月8日 第1刷発行
定価=505円+税


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【コミックス】原案・監修:高橋和希、漫画:伊藤彰「遊☆戯☆王R」1

遊☆戯☆王Rカードゲーム「遊戯王」に新たな客を呼び込むため、ではなくて、既存のファンを楽しませるためだけの作品。存命処置のようなもの。

奪われた友人を取り戻すため、決闘を繰り返しラスボスのいる建物の上階まで上っていく、闘いに集中した作り。カードゲームのルールの説明も何もなく、みなさんご承知の、という流れなので、いまだに遊戯王にはまっているファン向けの内容。全くの素人には、何のことだか理解できない。

オフィシャルカードゲームのカード封入。

【一巻のおわり】
邪神ドレッド・ルート!?

■2巻メーター

遅れてきたファン向け?つまらないとかそういう次元ではなく、ファン以外には障壁が高い。

原案・監修:高橋和希(たかはしかずき)
漫画:伊藤彰(いとうあきら)
遊☆戯☆王R

掲載=Vジャンプ 平成16年6月号〜17年2月号

集英社
ジャンプ・コミックス
2005年3月9日 第1刷発行
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【コミックス】寿らいむ「王様ゲーム」1

王様ゲーム正直、何の感想もない。

宮殿を舞台にした4コマ。王子と王女、それに召使い、ボディガードといったところで展開するマンガ。最初はどういう設定なのかよく分からないが、人物がそうは増えないので、まぁこんな感じなのかなぁということは読み進めていけばわかる。逆に、連載時にはこれ何が何だか分からないのでは・・・

■2巻メーター

絵は可愛いし、読めばつまらなくはないんだが。

寿らいむ(ことぶきらいむ)→来夢来人
王様ゲーム

掲載=まんがタイムジャンボ2004年4月号〜2005年3月号

芳文社
MANGA TIME COMICS
2005年6月18日 第1刷発行
定価=571円+税


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【コミックス】猿渡哲也「DOKURO−毒狼−」1

DOKURO−毒狼−殺人忍者部隊と抜け忍のような関係の話になっていて、宗教団体が舞台になっている割には目新しさはない。

悪徳宗教団体を舞台に、母親が狂信的な信者であった息子二人、成長して一人は組織を抜け団体に復讐する殺人者に、ひとりは刑事に。

宗教っていうのはデリケートだから、ここまで大げさに描かないと、「うちのことか?」と疑心暗鬼になって訴えられたり恨まれたりするのかねぇ。

「人間は狂っている。虫ケラ一匹、創れないくせに神様となると何十人も創るのだから。」(ミシェル・ド・モンテーニュ)と冒頭に。カリスマを望むものらしいですな、人間という生き物は。独裁者大好きだからな。民という字は盲という意味だしね。

カバーが半透明で特殊なもの。

【一巻のおわり】
「これからもっと人を殺さなきゃならないのに・・・」

■2巻メーター

単なるアクションマンガだしな。

猿渡哲也
DOKURO−毒狼−

掲載=ビジネスジャンプ平成16年12〜18号

集英社
ヤングジャンプ・コミックス BJ
2005年4月24日 第1刷発行
定価=590円+税


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【コミックス】なるしまゆり「鉄壱智」1

鉄壱智じっくり描いているのはわかりますが・・・何が何だかさっぱり。

神である自覚のない神と、おかしな現在を壊すために神を殺そうとする人と。ハードもソフトも設定のすべてが作り込んだものなので、話が動かないのはじっくり描いているのだから仕方ないが、その設定自体がいまひとつ飲み込めない。マンガ読み巧者向け。

【一巻のおわり】
「今度のは助けてやるよ」

■2巻メーター

私が興味を持つ範疇の物語ではないようで。

なるしまゆり公式サイト
鉄壱智(てついち)

掲載=月刊コミックZERO-SUM平成16年11月号〜17年3月号

一迅社
ZERO-SUM COMICS
2005年4月15日 初版発行
定価=552円+税


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【コミックス】凪原ナツ「おかん」1

兄弟の母親が亡くなった。が、子供が心配な「おかん」はこの世に戻ってくる。実体を伴って。人面魚と言う姿で・・・最初は人面魚であることを周りから隠そうとするがなし崩し的にばれ、しかも普通に認知されて、その後はほぼスルー。かわいい弟に女装させたり、パンダ出したりと受ける要素を取り入れながら、なかなか結構よくできている。絵もかっこいい・かわいいキャラクターを描こうとすればきちんと描けるし、面白い人材なのでは。毎度4コマも掲載で、サービス精神旺盛。

最後のすごろくは「ジュマンジ」ですね。映画はつまらなかったなぁ・・・もうこれで終わりにするつもりなの?という、予算なくなったから終わりですみたいな感じの物足りなさで。

【一巻のおわり】
あははは 腹黒いっス 海さん・・・

■2巻メーター

面白いよ。でもブンブンコミックスで児童向けなので買わないが。もっと年齢層高めのマンガ描いたらどんなものになるのかがみたい。

凪原ナツ(なぎはらなつ)
おかん

掲載=月刊プレコミックブンブン2004年1月号〜2005年1月号

ポプラ社
ブンブンコミックス
2005年5月10日 第1刷発行
定価=390円+税


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2005年06月02日

【コミックス】ISUTOSHI「愛気 AIKI」1

構成が緻密でバランスのとれた作品。連載の一回一回は淡泊かも知れないが、まとめて読むと面白い。

美女二人がお嬢の頼みとして男性を捕獲してくる。お嬢は学校で挑まれた相手を次々なぎ倒したところで男性に、「師匠 私に教えを・・・」と土下座してお願いする。一方、学校を仕切る側の女生徒もいて、師匠の取り合いになるのが本筋。

学園の背景で、理事長と校長とが生徒が両派に分かれる理由になっており、その闘争というのが一面。お嬢が武術的にまだまだで、彼女の成長ものという側面もあり、取り合いになっている師匠自身も、あまりに天才的なため父親に障害があったほうがいいと力を封印されているという面もあり。

こうした複数のラインを走らせながら、ほとんどの人物が熱くならずに飄々と。ある流れを作って物語を走らせながら、別の流れを要所で挟み込み、軽い笑いを混ぜ込む。一歩間違うと目も当てられない自己満足になる作り方だが、間の取り方が絶妙。熱くなりすぎずかといってクールをめざすわけでもないアクションもの。掛け値なしに面白い。お嬢もかわいいし。口数少なくて表情も少ないけど、かといって無口でもなくクールというわけでもない。キャラクターが固定化してなく自由に動いていて、しかもそれが変でないのが魅力。その分、この後話がどう動くのかは見当つかない。

【一巻のおわり】
「ウワ〜・・・」

■2巻メーター
★★★★★
このあと詰まらない話に落ち着く可能性もあるが、一巻で満足させてくれたのでそれでもかまわない。

ISUTOSHI
愛気 AIKI(あいき)

掲載=ヤングキング平成16年20,22,24,平成17年2,4,6,8号

少年画報社
YKコミックス
平成17年7月1日 初版発行
定価=505円+税


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2005年06月01日

【コミックス】浅井蓮次「セツリ」1

すごい飲み込みづらい。

連続放火殺人犯とそれを追う警察。父が刑事で自分も警察にあこがれている女子校生は、特殊な能力があり警察の特殊なポジション、操力者部隊「摂理」にスカウトされる。

・・・わかりづらいんだ、いろいろ。ゆっくり丁寧に設定を教え込んでくれないと、読み手は置いてけぼりに。摂理とか同一存在とか、まぁわからんでもないが、そういうものが存在する背景を描いてくれないと、なんだかなぁ。

【一巻のおわり】「神の力を持つ男−・・・か」

■2巻メーター

これは私は買えない。

浅井蓮次(あさいれんじ)→plastic pipe[魔法のiらんど]
セツリ SINNER'S AMBITION

掲載=ガンガンWING 04年9月〜05年1月号

スクウェア・エニックス
GANGAN WING COMICS
2005年3月27日 初版発行
定価=552円+税


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【コミックス】外薗昌也「わたしはあい」1

わたしはあいエマージング」といいこの作品といい、私は著者の作風がどうも苦手だ。

天才的ゲームデザイナー、萌え系恋愛シミュレーションを作らせれば日本一の男、紺野マコト。自分のゲームには絶大な自信を持つ。そんな彼は、実在の女性をモデルにゲームを作っている。毎度、ゲームが出来るとその思いは完結し、次の対象へと移るのだったが、今回ばかりは愛着の度合いが違った。その相手はメイドカフェの店員、亜衣。

そんな彼を尾行する女性、高塚理子。彼女は、彼の熱い視線に心が動き期待していた矢先に目の前を去られた過去を持つ、彼のデビュー作のモデル。なんで彼を追いかけているのか分からんが、まぁ恋してるんだからしょうがないか。

話はふたりの修羅場がメイン、ではなく、亜衣を巡るもの。この亜衣はロボット。しかし、ハードはできたが心はまだ。そこで、MIT中退であり売れっ子ゲームデザイナーであり亜衣に心を動かしたマコトに、そのソフトを手がける依頼が来る、というのが本筋。

そこに至るまでのもたもた加減、べたなやりとりが、なんか神経逆なでする。うーん、なんでだろう。相性悪いな。わざとらしさを感じて、こう、嫌悪というか、苦手だなぁと感じてしまう。たぶん、自分が好きなタイプの作品と紙一重でずれているのだろう。

中途半端な萌えの扱い。理子が少女漫画、それも少しはずした−二ノ宮知子の描くキャラクターのようなキャラクター設定。ボケとつっこみを同じ画面内で処理する手法。いずれも、あーあ、と思う。思うのだが。

面白いことは面白いんだ。主人公は能力がスーパースペシャルで、全体のノリは笑い中心朗らかで、敵対する人物も障害物も特にはなく、うーん、どうやって話作るんでしょう。そこがまた気になる。

なお、理子が人気って、そりゃそうでしょ。っていうか、かなりいいぞ。ハチクロの山田さんみたいなポジションだが。

巻末に4コマもの「コンビニ天使の理子さん」つき。とAIに関する稲邑哲也氏の寄稿あり。

【一巻のおわり】
「でもどじプログラムは介護ロボットとしてはどうなんでしょう?」「・・・・・・」

■2巻メーター
★★★★★
上で悪態ついている割にフルマークってのもなんですが。題材はありきたりだけど、ここまで明るくてしかも馬鹿な主人公がプログラミングに望むマジメな作品ってのはなかったんじゃないか。

外薗昌也(ほかぞのまさや)
監修:瀬名秀明
わたしはあい

掲載=モーニング05年16〜22・23合併号

講談社
モーニングKC
2005年5月12日 第1刷発行
定価=514円+税


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【コミックス】高田裕三「リトル・ジャンパー」1

リトル・ジャンパータイムスリップものに駄作なし。

主人公は高校2年の夏を迎えて、来年は遊べない、今年こそは誰かとつきあいたい、と、複数人にラブレターを出す。が、それが発覚し「そういうもんは二人に出すな!!」と女の子にはねつけられる。当たり前だが、それでも女の子たちは彼のことが気になってつきまとう。なんだ、もてるんじゃない。

そんな彼と彼の家族を拉致しようとする人々が。そこに時空移動してくる少女。彼女を捕獲するために、主人公を拉致しようとしていたのだった。なぜなら、彼は少女の父親だから。

彼女が法を犯してまでタイムスリップしたのは、母親を病から救いたくて。しかし主人公はまだ妻に出会っていない。この夏に誰かとつきあいたい、そう漠然と思うだけだった彼だが、妻となるべきひとに早く出会わないとと一層焦り出す。それは、彼は自分の娘に惚れ始めているから。

そんなねじれたラブコメ要素を、タイムスリップを絡めてさらに重層的に描く。絵も話も基本しっかり。

【一巻のおわり】そんなこと知る由もない 俺だった

■2巻メーター
★★★★
この後、より大事に話がふくらんでいくのだろうか。あんまりでかくしすぎないほうがいいと思うが。

高田裕三(たかだゆうぞう)
リトル・ジャンパー

掲載=アフタヌーン04年9月号〜05年2月号

講談社
アフタヌーンKC
2005年4月22日 第1刷発行
定価=533円+税


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2005年05月31日

【コミックス】桑原ひひひ「俺フェチ いちごちゃん気をつけて!」1

俺フェチ いちごちゃん気をつけて!王道ラブコメ、なんだが、いじりすぎてて何が何だか。

物怖じせず人見知りもしないよい子のヒロインは4月から中学生。彼女の弱点は、好きな人の前に出ると緊張して緊張して、怖い顔でガンつけたかのような状態になってしまうこと。同居?している幼なじみはヒロインよりもかわいかったりするが男の子で、当然ヒロインのことが好き。でもまぁ脇役で、ヒロインは先輩に恋している。が、ガンつけちゃうもんで、先輩は"笑っていれば可愛い子なのに・・・"と思いながら気になる。

というストーリーが基本。が、寄り道多く、いろいろにぎやかで、なんていうか楽屋落ちというか内輪受けというか。絵は可愛いしつまらなかないけども。

俺フェチ」の新章なんだそうな。カバーはずすとコマ漫画あり。

【一巻のおわり】
さっそくバラされた上に恥ずかしい写真をバラまかれていた

■2巻メーター
★★
買うこたぁないかな。

桑原ひひひプルヒヨ ドット コム
俺フェチ いちごちゃん気をつけて!

掲載=月刊ドラゴンエイジ04年4月〜10月号

角川書店
角川コミックスドラゴンJr.
2005年6月1日 初版発行
定価=520円+税


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【コミックス】赤衣丸歩郎「仮面のメイドガイ」1

仮面のメイドガイ美少女恥辱+メイドもの+破壊力あるギャグ。全部ぶっこんだヤミ鍋風。

ヒロイン富士原なえかは高校2年生。半年後18歳になると同時に、莫大な財産を受け継ぐ権利を得る。が、直系の親族が次々と消えたことで継承権を持つ者がヒロインと弟のきょうだい二人だけとなったことで、無事に18歳を迎えることができるか不安の祖父は、彼ら二人のもとにボディガードを遣わす。

そのボディガードが、メイド。しかも、二人のうち一方はふつうにメイドだが、もう一方は、筋骨隆々なメイドガイ。メイド服をつけ仮面をした男。横柄な利き方でご主人様と口にし、不敵な笑みを浮かべながらヒロインがつける下着にまで神経を注ぐ。

ミニスカ、メイド服、脱ぎもあり(あ、メイドガイじゃないです、ヒロインのね)。サービス満載でばかばかしくも結構おもしろい。やるとこまでやると、楽しいね。著者の名前もすごいが中身も凄い。

巻頭カラーイラストはブルマにメイド服。
そういやあマイトガイって言葉、あったねぇ。♪ダイナマイトが百五十屯

【一巻のおわり】
「・・・・・・お姉ちゃんちょっと話があるんだけど・・・!!」

■2巻メーター
★★★
面白いと思うけど、でも次は買うかなぁ、どうかなぁ・・・

赤衣丸歩郎(あかいまるぼろう)
仮面のメイドガイ(かめんのめいどがい)

掲載=月刊ドラゴンエイジ04年12月〜05年4月号

角川書店
Kadokawa Comics Dragon Jr.
2005年6月1日 初版発行
定価=580円+税


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【コミックス】原作:寺島優、作画:ちくやまきよし「常夏食堂ナンクルナイサ」1

常夏食堂ナンクルナイサ沖縄・石垣島を舞台にした綺麗な海物語。

9年前に海で漁師に助けて貰ったことから一念発起し二年間で伝説のダイビングインストラクターとなった大学生。彼はダイビングショップを経営しようと7年ぶりに島に渡る。現地の隣には食堂、そこの少女は小学生時代、彼が初恋の人で、再会時こそ失望したが今もその気持ちは変わらず、店の手伝いもする。少女の父は漁師で沖縄に遊びに来るだけのダイバーに敵意を持っている。が、それにはちょっとした家庭の事情も絡んでいて。

毎回、トラブルが生じ、それを主人公が解決していく展開。ダイバーとして一流で、スーパーマン的にあまりにもあっさりと解決していくのは物足りなくもあるが、沖縄という舞台にはあっているかな、この清々しさは。嫌いじゃない。

各エピソードごとに、おいしい沖縄、と沖縄食のコラムもつき、今更オキナワものも食傷気味とはいえ、作りは良い。しかし寺島優っていうと「テニスボーイ」が真っ先にアタマに浮かぶんですが。

【一巻のおわり】
「今日は仕事になんないっスね」

■2巻メーター
★★★
さもない作品だけど捨てがたい。

原作:寺島優(てらしまゆう)
作画:ちくやまきよし超私的雑言2nd
常夏食堂ナンクルナイサ

掲載=漫画アクション2005年1月7日〜3月29日号

双葉社
ACTION COMICS
2005年6月28日 第1刷発行
定価=600円+税


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【コミックス】中村春菊「東山道転墜異聞」1

東山道転墜異聞身分違いの恋や身代わりの恋といったものの変形ラブコメ。

時代もの。藩主が亡くなり、義母は自らの息子を跡継ぎに据えたいと画策し、追われる若君。守ってきた第一の家臣は殺され、若様も絶体絶命、そこに助けに入ったのが家臣と瓜二つの男。彼は家臣の実弟で風来坊。似たもの同士のふたりは、若君が若君でない生活に慣れるまで、藩の追っ手を避けながら暮らすことにする。

が、逃亡ものの悲惨さというのはほとんど前面に出てこず、自分探しを兼ねた淡い恋物語になっている。あ、若君が名前含めて女性っぽいけどボーイズラブね。でもその設定をのみこみさえすれば、絵は綺麗だし、ふつうの恋愛ものとして読んでも全然OK。私が抵抗ないくらいだから。

なお作品は98年発行の再録。今読んでも全く問題なし。しかし、そうしたことはカバーにも帯にも触れないで売るんだね。そういうものか。

カバーはずすと表1表4ともおまけの絵日記あり。
描きおろし収録。併録で「あかいなみだ」という短編。

【一巻のおわり】
実は一番気苦労を重ねているのはクマという事を 誰も気づいてくれる者はいない・・・・・・

■2巻メーター
★★★★
定番の話ではあるが、朗らかで読んでいて気分がいい。きっちり面白い。

中村春菊(なかむらしゅんぎく)
東山道転墜異聞(とうざんどうてんついいぶん)

掲載=「東山道転墜異聞」1998年11月10日発行(桜桃書房)、「GUST」2002年3月号

角川書店
あすかコミックスCL-DX
2005年6月1日 初版発行
定価=560円+税



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2005年05月30日

【コミックス】原作:倉科遼、作画:河承男「エグジスタンス」1

エグジスタンスなんじゃこりゃ。

六本木で不良外国人相手に暴れた結果、お礼参りにやってきた相手を再び返り討ちに、それに加勢してくれた者たちと一緒に六本木を外国人やヤクザから奪い返し街をキレイにすることを誓う。後に伝説となるグループ、なんだそうな。

日本に居場所がないとか、六本木を自分たちの手にとか。六本木にだって昔から住んでるのはいるんだぞ。・・・狸とか。まぁまともにつっかかっちゃいけないけどさ。自分の居場所のあるような人なんざ世の中探したっていないよ。あると思ってるのは鈍感な奴だけ。そんなこと百も承知で紡がれた物語なんだろうが、こんな青臭いものを纏ったマンガはどうも。

と思いつつ、ヤクザ相手に戦うには資金が必要だ、でもどうする?というとギャンブラーがいて調達するなど、笑える展開盛りだくさん。強い奴は強いが、そういう取り柄のないのもいて。勧善懲悪の戦隊ものの変形ですな。

【一巻のおわり】
頬に刻まれた凄惨な傷跡は、龍吉が厳しく過酷な八年を生きてきたことを物語っていた−

■2巻メーター
★★★
突き抜けた馬鹿さ加減が素敵。

原作:倉科遼(くらしなりょう)/フリーハンド
作画:河承男(ハスンナム)
エグジスタンス

掲載=ビッグコミックスペリオール2004年23〜2005年6号

小学館
ビッグコミックス
2005年7月1日 初版第1刷発行
定価=505円+税


⇒この企画の趣旨は一巻のおわりコンセプトに詳しく・・・いや、あっさりあるとおり、コミックス1巻をまとめてレビューするもの。作品名50音順索引もご参照を
なお「2巻メーター」は、自分は次巻を買いたいと思ったかどうかを直感でしるすことで備忘録としているもので、自分の趣味嗜好を表しただけのものであり、作品の評価ではありませんのでご注意を。この★で私の趣味嗜好を読み取っていただければ、利用価値があがると思います。
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【コミックス】作:東周斎雅楽、画:芳崎せいむ「山手テレビキネマ室 テレキネシス」1

山手テレビキネマ室 テレキネシス映画好きが読んだ場合、面白いのかなぁ?これ・・・

テレビ局の映画事業部放映班の深夜枠、ここを仕切る主・東崋山は、誰にも従わず派閥に入らず、上が反対しても自分の企画を押し通し大当てしてきたがドラマ部から追い出された過去を持つ男。だがひねくれず映画好きで、社内にも一目置く人間が多数。とはいえ部内では窓際に違いなく。

そんな部署に配属された新人の目を通して描く、映画と人生や仕事がクロスする物語。各エピソードごとに名作映画が登場し、話の根幹に関わっていく作り方は手堅い。面倒なのは、そんな映画の数々を読者の大半は知らないこと。なので、このマンガのヒロインである新入社員の女の子・野村真希乃は、映画をほとんど何も知らない設定。そんなもんか?うーん、現実もそんなものかもなぁ・・・ふつうのテレビ局だしなぁ。観てないの?と思うのが間違いか・・・テレビ局の新人が、アナウンサーでもないのに一年目から仕事させてもらえるわけないだろ数年はADだよAD、なんて現実はマンガなんだからすっとばしても別にかまわないけどさぁ。

周りの、崋山を買う人々の言葉に、ヒロインはころっとくるが、そのたびに崋山の行動でまた掌返って、という繰り返しは定番。不定期連載なのでほとんど読み切り状態だから仕方ない。のだが、一巻最後のエピソードはちょっと違い、ここから動き出すのかな。でも、その設定は、あまり面白くなさそうなのだが・・・

作中に引用された映画の紹介もついていて、便利といえば便利。そのうちDVDと一緒になにかやるビジネス・プランも出てくるのでしょう。

【一巻のおわり】
「え・・・・・・?」

■2巻メーター
★★★★
上ではいろいろ書きましたが、面白いことは面白いですよ。続刊も気になるし。スピリッツの不定期連載は佳作が多い、というルールにあてはまる作品。

作:東周斎雅楽(とうしゅうさいがらく)
画:芳崎せいむ(よしざきせいむ)→SAY BY SEIMU(公式サイト)
山手テレビキネマ室 テレキネシス 1−風と共に去りぬ−

掲載=週刊ビッグコミックスピリッツ2004年33、34、39、45、52、2005年9、13号

小学館
ビッグコミックス
2005年7月1日 初版第1刷発行
定価=505円+税


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【コミックス】Ark Performance「戦国自衛隊1549」1

戦国自衛隊1549戦国時代、若き信長の首を斬る者が。時はとび西暦2010年、元自衛官の鹿島勇祐は民間企業で職を転々、いまも転職を考えているところ。そこに、自衛隊から再就職のお誘いが。我々の空間が異質な空間に侵されている、その原因が鹿島の元上司・的場毅にある、自衛隊きっての頭脳と言われた彼の行動を読めるのは優秀な部下であった鹿島をおいてほかない、というのが誘いの内容。

タイムスリップした一行は、待ち受ける鹿島の軍隊になすすべもなく。的場は鹿島との再会を果たす。勢いがあって面白い、アイディアはさすがに凄い。しかし福井晴敏のシナリオは安手の映画の組み立てなんだな。ハナから見せ場見せ場見せ場・・・いや、正しいんだけれども、白けるのも確か。下世話なんだよな。小説はそんなことないのだろうけど、絵で見せる、という発想だと、こういう方向に行ってしまうのね。うーん。場面飛びまくるその手法は、見ている側にとって舞台に入り込みづらいということに気がついているのだろうか。

【一巻のおわり】
「・・・的場・・・さん」

■2巻メーター
★★★★
面白いのは確かなので。今更半村良読まないしな。マンガでいいや。

原作:福井晴敏(ふくいはるとし)
原案:半村良(はんむらりょう)
漫画:Ark Performance(アーク パフォーマンス)
戦国自衛隊1549

掲載=月刊少年エース2005年3月号〜6月号

角川書店
角川コミックス・エース
2005年5月26日 初版発行
定価=540円+税


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【コミックス】秋乃茉莉「新 Petshop of Horrors」1

新 Petshop of Horrors新宿歌舞伎町にできた中国人街にあるペットショップを舞台にした物語。そこで扱うペットは、人間の夢や希望に反応し、人の形に姿を変える。

動物を扱う奇譚、アメリカを舞台にした「ペットショップ オブ ホラーズ」の続編。誰もが人の形に見えるわけではないのかな。街を仕切る者とのすったもんだが今後ありそうだが、一巻では各エピソードが並ぶ程度。読めば面白いんだけど・・・

番外編一本収録。

【一巻のおわり】
「ノラ犬ですから」

■2巻メーター
★★★
読むならまず前シリーズから、でしょうか。

秋乃茉莉(あきのまつり)
新 Petshop of Horrors(ペットショップオブホラーズ)

掲載=夢幻館2004年VOL.1〜3、ペットショップ オブ ホラーズ1999年VOL.1

朝日ソノラマ
眠れぬ夜の奇妙な話コミックス
平成17年1月30日 第1刷発行
定価=571円+税


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2005年05月29日

【コミックス】ゴツボ☆マサル「少年探偵 犬神ゲル」1

少年探偵 犬神ゲルMISSION 0、0.5、0.75、1、2、3という並びの単行本。最初の3本はヤングガンガンの前身雑誌に掲載され、YG創刊とともにリニューアルして始まったのが4本め、という事情から。

主人公はマリーというヒロイン、13歳。彼女は探偵、犬神ゲルの助手。犬神も少年で、眼鏡で切れ者という風貌から想像もつかない身体能力で依頼を解決する。基本はコメディというかギャグ。なのだが、あまりにもこの犬神ができ、ヒロインの存在意味もあまりなく、物語としては今ひとつ。絵もわざと荒らす同人誌的マンガの典型で、そういう崩し方をしないほうがいいのになぁ。

【一巻のおわり】
今後・・・犬神ゲルに関わる全ての人々のために・・・彼を一度「キャーン」と言わしてくれるような人がどこかにいないものかかなり真剣に悩む安川マリー(13)であった・・・

■2巻メーター
★★
不自由なキャラクター設定のため話が動かないのが残念。面白いもの描けそうなんだけど。

ゴツボ☆マサル電脳ゴツボ商会(公式サイト)
少年探偵 犬神ゲル

掲載=ガンガンYG平成16年壱号〜参号、ヤングガンガン平成16年創刊号〜17年2号

スクウェア・エニックス
ヤングガンガンコミックス
2005年6月25日 初版発行
定価=505円+税


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【コミックス】原作:やまさき十三、作画:高井研一郎「プロゴルファー貘」1

プロゴルファー貘競艇からの帰り道、オカマを掘った形になり、前の車に乗っていたお嬢と呼ばれる女性とゴルフ勝負で修理代+勝ち負けを賭けることにしたプロゴルファー沢井貘。この二人のラウンドを描くのがこの漫画、一巻で最終ラウンドのグリーン、最後?のパターが入るかどうかで終わる。貘にはイップス病があって、それを乗り越えていくために相手のお嬢も協力して、という話だが、冒頭にある「この物語は・・・」という説明はこの作品の前段階の話。登場人物はこの一巻にはほとんど出てこない。これは「あほう鳥の止り木」という作品の続編だから。ただ、その話を知らなくても楽しめる。

ゴルフに興味なくてもそこそこ面白い。まぁ「パーゴルフ」掲載なので好きな人対象の漫画なんでしょうけど。コンビがコンビだけに手慣れた内容。

【一巻のおわり】「思い出せるような最高のストロークにしたいな」

■2巻メーター
★★
目の前においてあれば読むけど、まぁ買うことはないかな。ゴルフ好きってわけでもないし。

原作:やまさき十三(やまさきじゅうぞう)
作画:高井研一郎(たかいけんいちろう)
プロゴルファー貘(ばく)
※2月発売。2巻も3月に発売済み。

掲載=週刊パーゴルフ2004年4月20日〜8月24・31日号

学習研究社
GAKKEN SPORTS COMICS
2005年3月25日 第1刷発行
定価=524円+税


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【コミックス】原作:神尾龍、劇画:長沢克泰「獅子紋」1

架空の市を舞台にしたヤクザの抗争の話。以前はそれぞれのショバを仕切り境界線を守っていた組同士だったが、市の合併により一方が勢力拡大を目指し動き始める。攻められる側の獅子丸組でこのひとありと言われる人格者の若頭が主人公。この組自体は揺らぎがなく、一方相手の我狼会も鷹城組組長は切れ者で。下っ端はともかく、主要人物に間抜けはいない、しっかりつくった極道話。最初は浦河「町」とあったのがその後浦河「市」となっているのはご愛敬。

暴力団を格好良く描くなんて良くない、なんていう幼稚な考えをお持ちでなければ、楽しめる人情もの。

■2巻メーター
★★★
とはいえ、驚きの展開があるわけではないので、良質だけれど買わないかもなぁ。

原作:神尾龍(かみおりゅう)
劇画:長沢克泰(ながさわかつひろ)
獅子紋

掲載=別冊漫画ゴラク2004年10月〜2005年2月掲載分

日本文芸社
NICHIBUN COMICS
平成17年6月10日発行
定価=552円+税


⇒この企画の趣旨は一巻のおわりコンセプトに詳しく・・・いや、あっさりあるとおり、コミックス1巻をまとめてレビューするもの。作品名50音順索引もご参照を
なお「2巻メーター」は、自分は次巻を買いたいと思ったかどうかを直感でしるすことで備忘録としているもので、自分の趣味嗜好を表しただけのものであり、作品の評価ではありませんのでご注意を。この★で私の趣味嗜好を読み取っていただければ、利用価値があがると思います。
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