「ラスベガスをぶっつぶせ」なんかぶっつぶせ! - ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記 に、え?なんで?と思ったが、聞いて納得。
アジア系キャストが主役を張れる話なのに白人に変更になっちゃってて総すかんという内容。まぁヒットはしてるんだけどね。そういう点で変更して当然だったのじゃないか、みたいな話になっちゃうわけだが、そこで 08年暫定ベスト1映画『ハロルド&クマー/グアンタナモからの脱出』 - ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記 が生きてくるわけだ。前作は2004年7月公開で全米7位初登場 (週末548万ドル/2135スクリーン)。で、今回は最新のランキングで全米2位初登場、週末1490万ドル/2510スクリーン。まぁそれでも「21」の2410万ドル/2648スクリーンスタートにはかなわないんですけれども。
で、日本公開されない後者はともかく。前者はそれでも楽しみ。原作を読んでいるのだが、映像にしたら魅力的な絵になりそうな話なのだ。 でも、町山氏が指摘するとおり、この話は本来、白人では成り立たない。本文でしっかり記述がある。ギャンブルが好きなのは圧倒的にアジア系。白人でもギリシャ系といった類。ふつうの白人はギャンブルに寄り付かない。なので白人では逆に目立ってしまう。目をつけられない、というのが大前提のカードカウンティングでは致命的だ、と。逆にアジア系がギャンブルをしていても極めて自然。石油王やソニーの株主の息子だと思われると。それは極めてカジノでは自然であると。
そういう前提をすっとばした映画は、ずいぶんと無理が生じているか、薄っぺらくなってはいるのだろう。まぁそれを確認してくるか・・・癪だけど。ちなみに、ソニー作品。
→「ラス・ヴェガスをブッつぶせ!」この原作はお薦め。でも、スリリングだけど、格好よい、とは言い切れない。すっきりしない。ある種のカタルシスはあるが、現実であるがゆえに、その終わり方は急で尻切れトンボな感じ。真相も明らかにはならない。それが現実なのだ。


