単行本を買ってみたのだが、当初の設定は、潰れかけの学校に乗り込む弁護士がこれをきっかけに自分の名を挙げようとする、というもの。半分忘れ去られてますが。いいんです、それはたぶんただの導入だから。
以降はもっぱら、東大入学のためのテクニック講座。といっても、「国語入試問題必勝法」のようなおちゃらけたものではない。余談だが、当時本当にこういう解答テクニックを教えていた授業が予備校であった。冗談としか思えないが、しかし、心理を読むという意味ではあながち間違いではない。が、このマンガはもっとまじめだ。
勉強のためのテクニックを紹介している。テクニックというとなんだが、トレーニング方法である。
「成績がイイ子の親だけが知っている!新「勉強の常識」!」
というメールマガジンがあるが、内容はそれに近い。
http://www.mag2.com/m/0000118946.htm
※↑以前別のマガジンを掲載していましたが、私が好きなのはこちらでした。訂正します。
東大行ってなにするんだ?という問いに対して、そんなもん知らん、自分で考えろ、とほっぽりだす。学歴社会を逆手にとってはいるが、しかし、それだけの努力を行え入学できるアタマがあるのなら、いろいろできるはずだし、未来も開ける、との考え方は、正しい。
本当は、やりたいことがあって、それに向かってステップアップしていくのが理想だ。でも、それが子供の頃から分かっている人もいれば、大人もオトナ、いいおとなになってようやく「ああ!これか!」と気づくひとだっている。それを大器晩成というのだから、知識を詰め込むのは悪いことではない。自意識が芽生えるまえに、知識をたっぷりつめこむことで、その後はその引き出しを参照しながら考えていくことができる。
マンガとして面白いかどうかは意見が分かれるところだが、かなり真剣な教育マンガであるとはいえるだろう。下手な参考書よりまずこれ読んだほうがいいんじゃないか?
教育大学卒としては行方にたいへん興味があります。
ドラゴン桜記事⇒【コミックス】三田紀房/ドラゴン桜6
⇒【コミックス】「ドラゴン桜」7
以下2005年4月16日追記
『R25』4/15⇒4/21に下記のような記事掲載あり。
■大人気“受験エンタメコミック”
『ドラゴン桜』から学ぶ “勝てる脳”の作り方!
「実は、担当の私が灘高卒の元東大生なんです。マンガに登場する勉強法は、当時、自分がやっていたことや、後輩の現役東大生に取材した“生きた勉強法”ばかり。読者の反応も大きく、R25世代からも『勉強したくなった』『このマンガの“勝てる話”的な考えは仕事にも役立つ』という声をいただいています」(担当編集・佐渡島氏)
・・・殆どの人が知らない実際の話をベースに組み立てたフィクションってのは強いね。
三田氏は本作以前は野球マンガを数多く執筆。「やってることは変わらない。基本は受験を題材にしたスポ根です。野球ならば目指すのは甲子園、勉強なら東大でしょう」(三田氏)
ドラゴン桜最新7巻は4/22発売予定。
以下2005年5月12日追記
平成17年度第29回講談社漫画賞 一般部門受賞
http://www.kodansha.co.jp/award/h17_manga.html
