2005年02月28日

【コミックス】高野真之「BLOOD ALONE」1

ありふれた日常、と題したエピソードで始まる話、小説家である青年と、一緒に暮らす少女。青年は探偵も兼業らしく、締め切りで忙しい彼をみて少女は依頼を勝手にこなそうと外に出る。

少女は吸血鬼。青年は、その少女や姉の仇である吸血鬼を追っている。そして、旧知の、死んだ人間の記憶を見る能力を持つ、科学警察研究所の女性。この3人と事件が絡んだ連続ものが後半に。

物語をストレートに進めるのではなく、それもシビアな話ではなく軽い日常、少女の少女らしさを前面に出している話を交えているのが魅力。でもそれだけでは飽きるので、ドラマティックな話も入っているのはバランスがよい。重すぎてもいやだけど、軽すぎるのもね、という、そうした微妙な気持ちに応えてくれる一冊。満足。

Episode6は、コマ割りを廃した描き方。こういう実験めいたものを見るのは久しぶりな気がする。ますます気に入った。

カバーの質感と色具合も落ち着いていてよい。絵は表紙より中のほうがいいな。問題があるとしたら、少女が「吸血鬼」ということで牙があるが、口をあけたときのその口の描き方。どうも絵として落ち着かない。まぁ、殆ど牙を描かなければいいような気がする。

【一巻のおわり】「そういう話なら だまされてあげてもいいわ」

■2巻メーター
★★★★★
買い。

高野真之(たかのまさゆき)⇒公式サイト
Blood Alone(ブラッド・アローン)1 Dengeki Comics

掲載=コミック電撃大王2004年4月号〜10月号

メディアワークス
DENGEKI COMICS
2005年3月15日 初版発行
定価=550円+税



⇒この企画の趣旨は一巻のおわりコンセプトに詳しく・・・いや、あっさりあるとおり、コミックス1巻をまとめてレビューするものである。気になるマンガはamazonコミックスベストセラーで売れすじをチェック。
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Tracked: 2005-03-15 00:28

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