正義のアンドロイド、スーパーダブルがエネルギー切れで倒れたところを、青年が拾い部屋に入れる。そこから始まる奇妙な同棲物語。加えて、アンドロイドとその創造主たちの話も少しづつ語られていく。設定が唐突で、その割りにだらだらと話が展開されるので読者には理解できなくもない、という、上質な同人誌にありそうなもの。と思ったら実際、同人誌が出発点であるとあとがきにあった。そして、性別、というかアンドロイドにそういうものがあるのか知らんが、そのあたりをまるで無視して話が展開しており、これも同人的。と思ったが、性別超えていくのは日本のマンガの、手塚治虫以降の伝統か。あんまりリアルによっちゃっている最近のマンガの設定自体が、寧ろ異質なのかもな。
同人誌的なるものが嫌いなひとでも、読みやすいのでは。ムチャな論理を使わず、じっくり丁寧に進めている。70年代少女漫画を抵抗なく読めたひとなら、問題ない。
アンドロイドの動力源がハチミツとメープルシロップというのもいい。
番外編、さらに番外な話(掲載時期は最も早い)、そして描き下ろしで2ページ。
【一巻のおわり】「つかの間の休息を楽しむことね スーパーダブル」
※本編の最終部分
■2巻メーター
★★★
判断しづらい。
星野リリィ(ほしのりりい)
スーパーダブル 1 (1)バーズコミックス
掲載=ルチルvol.1−7(2003年5月〜2004年11月)、アンソロジールチルvol.15(2003年1月)
幻冬舎コミックス
バーズコミックス ルチルコレクション
2005年2月24日 第1刷発行
定価=590円+税
⇒この企画の趣旨は一巻のおわりコンセプトに詳しく・・・いや、あっさりあるとおり、コミックス1巻をまとめてレビューするものである。気になるマンガはamazonコミックスベストセラーで売れすじをチェック。
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