そんなブリジストン美術館、もとい、ブリヂストン美術館(http://www.bridgestone-museum.gr.jp/)を訪ねてみた。現在開催は、「石橋財団50周年記念 雪舟からポロックまで」 福岡県久留米市の石橋美術館にも分けて公開しているコレクションを一堂に並べて展示紹介するもの。入場料は800円(WEBサイトに100円割引券が掲載されています)。自前の企画なのでお札でお釣りのくる価格。
これがおもしろかった。MOTのカルティエ財団展よりも・・・(→参照記事:東京都現代美術館のカフェ&レストラン http://happysad.seesaa.net/article/17371289.html)この違いはなぜだろう?と考えながら回っていた。彫刻だのよりも絵画が好き、という自分の性格はあるかもしれない。印象派はじめとした西洋絵画中心であることは私の印象に影響しているだろう。
現代美術と呼ばれる物が、案外インパクトがないという点も大きな理由。今回みてまわった絵画は、おっと思い目を見張り引き寄せられるものが多かった。実物の発散する力は、強いね。引力のある絵が各部屋確実に一点はあった。アイキャッチ、という点では、むかしのほうがシビアだったのか?そうした歴史の荒波をくぐり抜け現在まで生き延びてきた絵ばかりだから、ということはあるのかもしれないが。
コレクションに背中があるというのも大きい。筋が通っている。なんでコレクションしたのか、が伝わってくるものが多い。カルティエ財団にはそれはないのか?いや、そんなことはないだろう。考えた結論。それは、セレクションやプレゼンテーションに問題があるのではないか?学芸員のセンスか・・・
そういえば、このブリヂストン美術館では、警備や監視のひとをみかけることがほとんどない。信用しているの?カメラだのセンサーだので守られているのだろうか。絵に触ったらいきなり警告音が鳴るとか?レーザー光線で手を焦がされたり。私服監視員がそこかしこに雌伏しているのか。
ほー、と思ったものを列記。カミーユ・コロー「オンフルールのトゥータン農場」はその奥行きに、クロード・モネ「霧のテームズ河」「黄昏、ヴェネツィア」は色合いに、フィンセント・ファン・ゴッホ「モンマルトルの風車」はその細かさに、パブロ・ピカソ「生木と枯木のある風景」は対比に、藤田嗣治「猫のいる静物」はその構図に、猪熊弦一郎「Sky Triangle」も構図。ザオ・ウーキー「07.06.85」「風景2004」はその色の鮮やかさに。
雪舟?ポロック?すみませんあまりぴんときませんでした。ともに一品だけですしね。
一階にはカフェというかティールームあり。Tearoom Georgette ジョルジェット は所蔵品であるルノワールの「座るジョルジェット・シャルパンティエ嬢」からとった名前らしい。そのあたりは閲覧用においてある「美術館を楽しむ」の当美術館紹介号に詳しくあった。ザオ・ウーキーを見たときに、そういやこの人の展覧会をまさにこのブリヂストンでやっていたような記憶があるんだが、と思っていたら、ビンゴ。この号の裏表紙に開催広告が載っていた。2004年12月から2005年1月なので、通りで告知でもみかけたのだろう。
ティールームではサンドイッチやトースト、スコーンといった軽食もある。が、サンドイッチはすでに品切れとなっていた。また、美術館を使用しなくても入ることができ、通りから見える場所なので、たいてい満席の様子。17時半ラストオーダー。コーヒーは600円でおかわりあり。
ミュージアムショップでは、そのザオ・ウーキー展のプログラムが売られていたが本でみると少し違うかな、と買わず。でもザオ・ウーキーでアマゾン検索してもこれしか出てこないのか。うーん、だったら買っておくべきか・・・。Zao Wou Ki
で入れると洋書は出てくるようですが。藤田嗣治
は「猫の本
」が。ほしいなあ。
