真夜中は私だけの王子様 2 (白泉社レディースコミックス)
異国の王子様に求婚される物語。ただしその国は資源のある小国で常に他国に脅かされてきた歴史があるため正妻の座が3つ用意されておりうち2枠は政略結婚に使われる、という仕掛けも用意している。なので1巻で話は終わらず2巻でもいろいろなエピソードを繰り出して飽きさせない。雑誌によってはさらに延長させてもよさそうな内容だったろうが2巻完結。おかげで程よくまとまった。 林久美子 → 林久美子/真夜中は私だけの王子様 | マンガ一巻読破
好きなマンガをあげろといわれたら実はこれかもしれない。バーテンダーを描く内容だが、中軸となる物語が実はない。そこが珍しくまた独特なところである。物語世界としての終点がないのは、実人生に似ている。フィクションに飽いたひとにほど、オススメしたい作品である。大丈夫、薀蓄や人生の話はあるけれどうっとうしくはなく、「美味しんぼ」のような伝統芸能に似たフォーマットも存在しない。ちなみにそうしたフォーマット的な話は同じく気に入ってはいるがオススメには躊躇する「コンシェルジュ」が近い。なお主軸となる物語がないとはいえ、テーマはそのたびごとにあり、今のところは新米上司と見習い部下、それぞれがどう育つか。この巻も実に良い一冊です。